世界の香料会社:ジボダン(Givaudan)

世界最大の香料会社ご存じですか? ジボダン(Givaudan)という会社です。
大手香料会社 ジボダン(Givaudan)より、本が出版されるようです。An Odyssey of Flavours and Fragrances

同社に所蔵されている写真などを使いながら、香料や香料の歴史を紹介する本のようです。
同社のサイトには、プロモーション用のサイトが設けてあり、イメージビデオも作り込まれている気合いの入れようです。

香料、フレグランス好きには、興味をそそる内容ではないかと思います。

プロモーション用イメージとビデオを見るだけでも雰囲気を味わえます。同社のメディア戦略の気合いの入れかたは、きらいではありません。見えない香りだからこそ、イメージは大事だと思います。
色々メディアのアイデアも楽しみな会社です。

同社の「香りを視覚でデザインする戦略」は最先端をいく存在であると思います。

Givaudan presents the exclusive anthology ‘An Odyssey of Flavours and Fragrances’

Givaudan presents the exclusive anthology ‘An Odyssey of Flavours and Fragrances’(日本語翻訳サイト エキサイト経由:日本語翻訳したもの)

(書籍についてはまだ、アメリカアマゾンには登録されていませんでした)

これは便利!フレグランス系統図 FRAGRANCES GENEALOGY 2015 EDITION 23

ご訪問ありがとうございます。

サイトリニューアル最初の情報シェアは有名なフレグランス系統図です。

ハーマン&ライマーという香料会社ご存じですか?
かつて、ハーマン&ライマーでつくられ、書籍としてかつては出版されていました。ドラゴゴという香料会社と一緒になり、今はシムライズという会社に名前を変えています。
そのシムライズからネット版のフレグランス系統図が発表されていますので、シェアします。

年代順、香調別に分類されています。香りの情報は少ないのですが、年代のトレンド、香調のトレンドなどわかりやすいのが特徴です。
かつては、大型の巻物のような紙に印刷されたものがありましたが、今ではネットで閲覧できるようになったのはいいことだと思います。
関係者向けの情報だったので、一般には目にすることが少ないものでした。

最近は、香料会社も情報を公開するようになったので、今後は、その情報もシェアしたいと思います。

今後も、マニアックな情報をシェアをめざして継続したいと思います。

今回の情報はいかがでしょうか?いいね!に該当しますか?
今回のサイトリニューアルで、SNSシェア、いいね!ができるようなものにしてみました。うまく機能するかわかりませんが、いいなと思いましたらそちらもご利用ください。
シェア、いいね!がつくようになれば、無理にでも更新しなければいけない気持ちになりますので、管理人に情報収集させたい!と思われるようでしたらご活用ください。

サイトのリンクは以下からご利用ください
フレグランス系統図 エディション23(FRAGRANCES  GENEALOGY 2015  EDITION 23)
スクリーンショット 2016-02-11 10.40.30 スクリーンショット 2016-02-11 11.01.53

 

 

ジャン クロード エレナ氏インタビュー hauteliving.com

エルメスの調香師、ジャン クロード エレナ氏のインタビュー記事がありましたのでシェアします。
この記事の中で、心に残るのは次の質問にへの答えです。
Why are you against market testing?
企業商品の売上に調香師の仕事は左右されます。
究極は、「売れる香り」を求められます。
売れるとは、購買者が欲しいと思うものを調査した結果が反映されがちです。
製品デザインでアップルのスティーブ・ジョブズはこう言いました。
「フォーカスグループによって製品をデザインするのはとても難しい。
多くの場合、人は形にして見せてもらうまで、自分は何が欲しいのかわからないものだ」
エレナ氏もこれに似た考えなのではないかと思います。
そしてエレナ氏の次のコメントが記憶に残ります。
People only love what they know
「購買者は知っているものを好む」
今までにない新しい香りを消費者テストしても、今までにない香りは高評価されにくいだろうということだと思います。

そして、
I’m about moving toward the future not about the past.
「過去ではなく、未来に向かって進んでいる」

調香師にも葛藤があります。
だからエルメスの香りはどこか新鮮に感じ、とがったような香りがするのだと思います。
彼の香りは、日本の購買者には受け入れられているようです。
そして、新作がいつも楽しみになります。

Haute Living “The composer” hauteliving.com
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Bond No. 9 オーナーが語る NYの香りとこだわり 私はただ、私が好きなことだけする

NY発のブランド、Bond No.9。創業者 Laurice Rahme(ローリスラメ氏)の語る 香りのこだわり、創り方。
インタビューです。(fashionista.com)

印象深い発言は、大企業のおこなっているような消費者調査をするのですか?と言う問いに、
No.I only do what I like. (いいえ、私はただ、私が好きなことだけする)

この大きさのフレグランスビジネスを続けていく最大の課題は?と言う問いに、
最大の課題はブランドを表現してくれる情熱的な営業を探すこと。

ブランドを続けるということは、ぶれない軸が必要ではないかと感じました。

お客様は誰ですか?と言う問いに、
2つの違ったタイプのお客様がいます。隣人を愛するニューヨーカー、そして旅行者

旅行者は自分の感じたニューヨークをお土産として購入するという。

ブランドは、「お客様の期待するモノをつくる」という方向もあると思いますが、
「お客様に期待させる」という方向もあることがこのインタビューで再確認できたような
気がしました。

どちらの方向性が良いのかは、香りの業界でもよく議論されていることです。

個人的にはどちらも間違いではなく、決めた方向性を変更しなければ良いのではないかと思います。

ブランドを立ち上げた方のインタビューは、さらりと発言したことに重みを感じます。

日本語訳は、ご参考程度に・・・翻訳家でもありませんので、あしからず

以下のリンクをご参考に

FASHIONISTA
HOW BOND NO. 9 BUILT A FRAGRANCE BUSINESS ON THE SMELLS OF NEW YORK