パリに香水博物館(Le Grand Musée du Parfum) 12月16日オープン

Le Grand Musée du Parfum フランス、パリに香水博物館(ル・グラン・ミュゼ・デュ・パルファン)が、12月16日オープンします。
詳しい情報がまだあまりなので詳しくお知らせできませんが、まもなくオープンのようです。
パリに新しい名所が誕生ですね。

各情報サイトに記事がありましたのでリンクを張っておきます。
Perfumer&Flavorist  –Smell the Perfume at the Grand Musée du Parfum–

THE FRAGRANCE FOUNDATION FRANCE –Le Grand Musée du Parfum ouvre en décembre prochain à Paris–

博物館のインフォメーション
FRANCE VOYAGE.COM
Google 翻訳経由
FRANCE VOYAGE.COM
その他インフォメーション
• 開館日: 毎日 月曜休・例外あり
• 開館時間 10:30-19:00 チケット購入18時まで

Le Grand Musée du Parfum

チケットは14.50ユーロのようです。

香水瓶展「Les Parfums Japonais(レ・パルファム・ジャポネ)香りの意匠、100年の歩み 」

日本のフレグランスの歩みから資生堂を外すわけにはいきません。
資生堂では、香水瓶展「Les Parfums Japonais(レ・パルファム・ジャポネ)-香りの意匠、100年の歩み- 」を2016年11月よりスタート。資生堂銀座ビルでは先行して9月26日(月)より展覧会を開催しています。資生堂ギャラリーと資生堂パーラービル(東京銀座資生堂ビル)では11月2日(水)、SHISEIDO THE GINZAでは11月17日(木)から展示が開始されます。いずれも入場無料なので銀座に寄ったときは押さえておきたいイベントです。

MdNニュース

資生堂

IFFとISIPCA 香料会社と学校は、仲がよいと何がいいのか

こんにちは。今回は、業界ニュースをお届けします。

大手香料会社、IFF アイエフエフ(International Flavors & Fragrances Inc.)が、フランスのフレグランススクール、ISIPCA イジプカ(Institut Supérieur International du Parfum de la Cosmétique et de l’Aromatique)と提携したようです。

IFF AND ISIPCA FORM INDUSTRY-FIRST PARTNERSHIP FOR WORLD-CLASS PERFUMERY SCHOOL

127年の歴史のあるIFF。IFFには、ISIPCA出身のパフューマーも多く在籍しています。

世界の香料会社で働くISIPCA出身のパフューマーは多く、卒業生は世界中で活躍しています。そして、その存在価値は世界で認められています。ISIPCA出身の日本人パフューマーも世界各国で活躍しています。

ISIPCAは1970年にゲランのジャン・ジャック・ゲラン氏(Jean-Jacques Guerlain)が設立し、以来
多くのパフューマーを育て、輩出しています。

IFFとISIPCAが提携と聞いて、すでに卒業生がIFF働いているので違和感はありません。
今回の提携によりカリキュラム内容についても、関係を強めるのではないかと思います。

パフューマーになりたい。そう思う方はたくさんいると聞きます。

では、パフューマーになるにはどうすればいいか。

日本には学ぶ学校が、多くありません。

このISIPCAに入学してみるのも一つの手だと思います。
しかし、学校である限り、費用がかかります。場所がフランスなので現地滞在の費用もかかります。
何より、世界中から人が集まるので、そのなかで学ぶ、それなりの覚悟が必要です。

ISIPCAを卒業しても、パフューマーになれるかわかりません。
実際に別の仕事に就いている人がたくさんいます。
それ以外にエヴァリュエイターやマーケティングの職に就く方も多いと聞きます。
学ぶ場所であり、就職斡旋所ではないと言うことではないでしょうか。

ここで学び、自分の実力を高め、認められた人が、パフューマーになれる。
スポーツの世界と似ているような気がします。いい成績を残した選手が一流になる。
そんな世界。

これからは、日本国内にとどまるだけでなく、パフューマーと言う仕事は、どこの国でも活躍できる方を求めているような気がします。
まずは、最低でも英語を理解できるようにする。仕事に必要な最低限の必須語学力です。

それプラス、働く現地の言葉を習得。
これは必須ではないのですが、海外で働く日本人パフューマーによると、仕事をうまくすすめるにあたっては、あった方がいいスキルだそうです。実際に英語で仕事を進めるのと、流暢でなくとも現地語ですすめるのでは、コミュニケーションの壁は低くなるそうです。
相手の懐に入る事が必要なのですね。

これから、パフューマーをめざす方は、ぜひ、世界にも目を向けてみてください。

ISIPCAでは、3年のフルタイムコース卒業で、インターンとして香料会社で働くチャンスがあるようです。その後、うまくいけば採用となるかもしれません。
3年コース

若いときにチャレンジしていたら、どうなっていただろうと考えてしまいます。
悩んでいるくらいなら、チャレンジする。今はそう思います。(今さらですが・・・)

フレグランスから話題は離れてしまいましたが、フレグランスを創る人、会社、学校の話を取り上げました。

各社website
IFF
ISIPCA

Bond No. 9 オーナーが語る NYの香りとこだわり 私はただ、私が好きなことだけする

NY発のブランド、Bond No.9。創業者 Laurice Rahme(ローリスラメ氏)の語る 香りのこだわり、創り方。
インタビューです。(fashionista.com)

印象深い発言は、大企業のおこなっているような消費者調査をするのですか?と言う問いに、
No.I only do what I like. (いいえ、私はただ、私が好きなことだけする)

この大きさのフレグランスビジネスを続けていく最大の課題は?と言う問いに、
最大の課題はブランドを表現してくれる情熱的な営業を探すこと。

ブランドを続けるということは、ぶれない軸が必要ではないかと感じました。

お客様は誰ですか?と言う問いに、
2つの違ったタイプのお客様がいます。隣人を愛するニューヨーカー、そして旅行者

旅行者は自分の感じたニューヨークをお土産として購入するという。

ブランドは、「お客様の期待するモノをつくる」という方向もあると思いますが、
「お客様に期待させる」という方向もあることがこのインタビューで再確認できたような
気がしました。

どちらの方向性が良いのかは、香りの業界でもよく議論されていることです。

個人的にはどちらも間違いではなく、決めた方向性を変更しなければ良いのではないかと思います。

ブランドを立ち上げた方のインタビューは、さらりと発言したことに重みを感じます。

日本語訳は、ご参考程度に・・・翻訳家でもありませんので、あしからず

以下のリンクをご参考に

FASHIONISTA
HOW BOND NO. 9 BUILT A FRAGRANCE BUSINESS ON THE SMELLS OF NEW YORK

フレグランスも調香師で選ぶ時代

あなたは、どのようにフレグランスを選びますか?
ブランド?
新作?
価格?
香りの選び方に新しい選択肢です。
『VOGUE JAPAN』2014年12月号ビューティ特集「調香師から読み解く、女の香り」
香りも調香師で選ぶ時代になったのですね。

選択肢になっている4調香師は以下の通り。
フランシス・クルジャン、アルベルト・モリヤス、
フランソワ・ドゥマシー、オーレリアン・ギシャール。
気になる方は、
『VOGUE JAPAN』2014年12月号でご確認ください。

VOGUE JAPAN